令和2年4月20日に、国立感染症研究所 感染症疫学センターが、
新しく「新型コロナウイルス感染症患者に対する積極的疫学検査実施要領」を
発表をしました。
それによると、少し内容が厳密になっています。
★新しい定義
●「濃厚接触者」とは、「患者（確定例）」の感染可能期間に接触した者のうち、次の範囲に該当する者である。
引用：国立感染症研究所 感染症疫学センターより
・ 患者（確定例）と同居あるいは長時間の接触（車内、航空機内等を含む）があった者
・ 適切な感染防護無しに患者（確定例）を診察、看護若しくは介護していた者
・ 患者（確定例）の気道分泌液もしくは体液等の汚染物質に直接触れた可能性が高い者
・ その他： 手で触れることの出来る距離（目安として 1 メートル）で、
必要な感染予防策なしで、「患者（確定例）」と 15 分以上の接触があった
（周辺の環境や接触の状況等個々の状況から患者の感染性を総合的
に判断する）
以前は、
その他：手で触れること又は対面で会話することが可能な距離
（目安として２メートル）で、必要な感染予防策なしで、
「患者（確定例）」と接触があった者
引用：国立感染症研究所 感染症疫学センターより
だったのが、
その他：手で触れることの出来る距離（目安として 1 メートル）で、
必要な感染予防策なしで、「患者（確定例）」と 15 分以上の接触があった
（周辺の環境や接触の状況等個々の状況から患者の感染性を総合的に判断する）
引用：国立感染症研究所 感染症疫学センターより
と、目安が2メートルから1メートルになり「患者(確定)」と15分以上の
接触があった場合と変更されています。
また、従来は患者が「発症した日以降」としていたのを、
「発症2日前」に早めました。
●「患者（確定例）の感染可能期間」とは、発熱及び咳・呼吸困難などの
引用：国立感染症研究所 感染症疫学センターより
急性の呼吸器症状を含めた新型コロナウイルス感染症を疑う症状（以下参照）を
呈した2日前から隔離開始までの間とする。
＊発熱、咳、呼吸困難、全身倦怠感、咽頭痛、鼻汁・鼻閉、頭痛、関節・筋肉痛、下痢、嘔気・嘔吐など
ということは、
発熱や咳・呼吸困難などの症状が現れて検査の結果、
陽性だとすれば、発熱や咳・呼吸困難の症状の起こる2日前までに、
15分以上接触した人は、濃厚接触者という事になります。
以前より、より厳密になりました。
これをもとに、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐことが出来るのであれば
良かったのかなと思います。
まだまだ、感染が拡大している中皆さんもお気をつけて
お過ごしください。
また、新しい情報等があった時は記事を更新していきます。
最後まで読んで下さってありがとうございました。
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